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よしかず日記 岩手県奥州市の市議会議員 菅原よしかずのブログです。
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ダブルケアシンポジウムを聴講

岩手奥州ダブルケアの会さんが主催する「ダブルケアシンポジウム」を聴講しました。

ダブルケアとは「介護と子育て」が同時に行われている状態を指す言葉で、その他にも介護と子育てに限らず、「介護と孫支援」あるいは「子育てと病気や障がいをもつ配偶者」、「自分自身のケア」等、複数のケアを同時にする必要がある状態を指しています。

 

介護と子育てをされている方がいらっしゃることは存じ上げておりましたが、今回のシンポジウムを聴講して、今後、ダブルケアに直面する方々がますます増加し日本の大きな社会問題になることや、行政の窓口が縦割りで制度からこぼれ落ちる支援の限界、そして一番大きいのは当事者の精神的な辛さや孤立感・・・といったこと等、詳細について知ることができました。

 

昨今、人口減少や少子高齢化をはじめとして、核家族化や地域の繋がりの希薄化等、私たちを取り巻く社会環境が急速に変化を続ける中で、子育て世帯や介護世帯の孤立化が社会問題として取り上げられております。行政では、子育ては子育て支援、介護は介護支援とそれぞれにおいての支援策は行われているものの、両方を抱えるダブルケアの視点での支援策は、まだまだ考えられていないのが実態で、ダブルケアという言葉もほとんど認知されておらず、辛いと声を出せずに一人で悩み、日々頑張っている当事者の方々がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

 

ダブルケアラーのニーズとして、縦割りの子育てと介護の連携をはじめ、ダブルケア相談窓口の設置や情報提供、緊急時に利用出来る一時保育や保育所の優先入所、働き方の問題として企業側の支援、当事者同士が思いや悩みを共有できる場等で、全国の自治体でも支援の動きが少しずつ出始めているとのことでした。

 

また、シンポジウムの最後には「ダブルケアシンポジウム宣言」がされました。

1.まず、ダブルケアをするようになる時点から近隣などにオープンにし、自分だけでかかえこまない。オープンにする勇気を持ちましょう。自ら孤立化してはいけません。

2.子育て支援、障がい者支援、介護を別々に考えていては、ダブルケアにうまい対応はできません。子育て支援や高齢者介護などを融合させるという新たな発想が求められています。それは、それぞれの良いところの見せ場でもあります。きっと融合することで大きな力になります。このことは国の制度にも反映してもらわなければなりません。

3.ダブルケアが当たり前にみられる地域社会創りが求められます。そのためには地域の中でこども、認知症、障がい等をかかえて生きている人が精神的な壁を感じないように、地域で横断的な事業(催し物、居場所づくり)が円滑に行えることが大切です。これは豊かな地域共生社会の基盤ともなり得ます。

 

そして、主催者からは「今日のこのシンポジウムが、より一層のダブルケアの普及啓発活動の契機となりますよう思いを込めて開催しました」とのお話がありました。

 

私もこのシンポジウムを聴講して様々な支援策の必要性というものを理解したと同時に、社会的な認知度を高めていくことや、相談体制を充実していくこと、そして必要な支援策の実施や充実をさせていくためにも実態を把握するということが、まずは大事なところではないかと強く感じました。