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よしかず日記 岩手県奥州市の市議会議員 菅原よしかずのブログです。
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産業経済常任委員会行政視察(霧島市)
3.鹿児島県霧島市

「霧島ジオパークに係る観光客誘致」について調査をしました。霧島市は、鹿児島県本土のほぼ中央に位置し、北部は国立公園である霧島連山を有し、南部は広大な平野部が錦江湾に接して、湾に浮かぶ雄大な桜島を望むことができます。また、霧島山系から錦江湾まで流れる天降川、その流域に広がる田園や温泉群を有しており、海、山、川、田園、温泉など多彩な地域であります。
こうした「自然の多様性とそれを育む火山活動」をテーマとして、霧島山を取り巻く鹿児島と宮崎両県の5市1町の行政・民間団体で霧島ジオパーク推進連絡協議会を組織し、官民が一体となってジオパークの仕組みづくりとして、「自然保護」「地質学的、生態学的調査研究」「ジオパーク資産を利用した教育啓発および観光」「地域連携や情報発信」などの各事業に取り組んでいました。

ジオパークの目的は、地球の科学的に貴重で美しい地形や地質、自然や文化を保全・保護しながら、教育・防災・観光(特に体験型・学習型ツーリズム)に活用して、地域の持続可能な発展に役立てるというものです。ジオパークとは、地域の資源を活用する「システム」であって観光はその一側面でしかなく、認定されたことだけでは何も変わらず観光客も自動的に増えることはないとのことであります。よって、世界や日本のジオパークに認定されることが目的ではなく、いかにそのシステムを充実させて地域の発展に役立てていくか、いかにメニューを作って情報発信するかが重要であるとのことでありました。

しかし、私自身もそうでありましたが、ジオパークという言葉は聞いたことがあっても、どういうものなのか、それをどのように活用していくのか、世界遺産と何が違うのかが理解出来なかったのが正直なところでした。霧島市においての市民対象のアンケート調査でも、認知度は95%だったそうですが、内容の理解度となればその半分の40数%ということで、広く認知・理解をしてもらうことがまずは課題であると感じました。

また、ジオパークの歴史は浅くまだまだ変化も続けていることから、先行地はあるものの先進地はないと言われているそうであります。さらには、目的である地域の持続的発展を図る指標も様々であることから、成果が上がるまでには相当の時間がかかると思われ、決して即効性のある政策ではないとのことであります。
一方で、教育や広報、出前講座などの地道な活動が、地球科学的見地から地域を知ることにつながり、ひいては市民の皆さんが地域の素晴らしさに自信をもつ究極のお国自慢にもなり、結果してジオパークを活用した地域振興につながるとのことでありました。ジオパークの認知度もまだ低く、私自身も理解不足ではありますが、奥州市にどのように活かしていけるのか、その可能性を探ってみてもいいのではないかと思います。

我が奥州市にも広大な自然があることから、この素晴らしい自然を活かしたジオパークの仕組みづくりも、持続可能なまちづくりのための手段の一つなのかもしれません。奥州市の自然や歴史、農畜産物や特産品をはじめとして、地域の資源の存在とその 良さをまずは市民の皆さんに広く知っていただくことも重要であります。

いずれにしても、市のみならず関係団体や民間企業とも連携した組織体制を構築し、改めて地域資源の洗い出しと認知度や興味深さなどの現状分析をした上で、観光・6次産業化・ブランド化・マーケティングなど幅広く戦略を検討していく必要があるのではないかと感じました。
当市と地域事情は違うものの、当市の観光振興や地域振興に参考にすべき点は大いにあった思います。今後、ジオパークの目的を参考として、自身においても研究を重ねながら当市の持続的な発展のために活かしていけたらと思います。

霧島温泉大使の「アヒル隊長」にお出迎えしていただきました